新大統領誕生後の行方
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今夜、米新大統領が就任する。
期待だけが大きく膨らむ中、どんな具体策が出てくるのだろう。
現状では、期待感からドル優勢の感じはある。
しかし、現状では何も政策を行ったわけではない。
実体経済が回復する兆しすらない。
今年の予測として、住信基礎研究所の「伊藤洋一」氏は
米国
当面、金融市場は不安定な要素が多い。
実体経済はまだまだこれからと言った状態だ。
米国が少し明るい兆しが出る兆候として
・住宅市場が下落局面から、割安感(但し、地域差がかなりあるだろう)が出てきた時。
・米国の消費(消費者信頼感指数など)指数が横ばいまたは微増すること。
・早けれが、今年後半からこの兆しが出て、一時期回復局面が見られるかもしれない。
欧州
通貨としてのユーロは統一されているが、経済政策に関しては、各国ごとの対応(米国のような連邦政府がない)になり、実態経済はまだ悪化する可能性が高く、不況は長引くだろう。
中国
8%成長を掲げているが、雲行きが怪しい。
但し、オリンピックのようなビックイベントを成功させた実績から、一丸となった場合には期待出来る。
インド
中国に比べ、資本主義国と言うこともあり、全体として寛容な国だ。
意外と。6~7%の経済成長をする可能性は高い。
私も米国系金融機関の知り合いから聞いたのだが、中国よりインドが面白いと・・・
19日、香港で開かれたアジア金融 フォーラムでの講演でジム・ロジャーズ氏はこう語った。
「私ならドルについて懸念するだろうし、実際に懸念している。米国はドルを増刷している。米国はたとえそれがドル相場を破滅させることになっても、 景気回復のために可能なことであれば何でもするだろう」
「国債を保有している投資家は大きな間違いを犯している。国債投資はひ どい結果に終わるだろう。すべての国債を売却することを勧める」
「もうけたいのであれば、原材料や一部の商品、中国株を買うことだ。私 は決して中国株を売らなかった。農業関連銘柄や電力株を買うべきだ。投資す べき対象は中国株と円、商品だ」
とブルームバーグが伝えている。
また、同じ席上でで「ミスター円」こと榊原英資 氏は
「世界経済の後退は、今後2~5年掛かるだろう」と語っている。
英国は金融不安が後を絶たない。
ロイヤル・スコットランド・バンク(RSB)は過去最大の赤字に転落、直ぐさま政府が公的資金注入をしている。
S&Pはスペインのソブリン債を格下げ・・・
ユーロ圏のGDPは、大幅に下方修正・・・前年比-1.9%とユーロ始まって以来のマイナス成長に・・・
野村證券金融研究所 経済調査部 木内氏はWBSで
欧州は、証券市場より銀行が発達している。
破綻寸前のアイスランドはGDPの11倍。スイスもGDPの8倍もの金融機関の規模だ。
銀行が傾けば、国でも救えない事態になる。
特に、企業や東欧・ロシアへの貸し出しが多い。貸し出しに際し、オイルマネーが後押ししていた。
欧州はこれから銀行問題が深刻化し、来年以降まで長引くだろう。
前金融庁長官五味氏も
金融危機の現在の状況は、まだ2~3合目で闇の中。
回復には時間が掛かるとしている。
この文章は、昨晩書いた。
実は今日は新年会。
帰ってから就任式が見られるだろうか??
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